五月晴れの日光霧降で新緑とヤマツツジに癒やされながら滝を巡る @日光大山・隠れ三滝

栃木・日光の霧降高原にある大山(おおやま)と隠れ三滝を歩いてきました。

日光は日光四十八滝とか七十二滝と言われるほど滝が多いところで、中でも裏見の滝、霧降の滝、そして日本三名瀑の一つにも数えられる華厳の滝の三つの滝が特に有名で、日光三名瀑とも言われているようです。

新緑やツツジが美しい五月のこの季節、その霧降の滝の上流部に位置する「霧降隠れ三滝」(マツクラ滝・玉簾の滝・丁字の滝)とさらにその上にある大山を合わせて歩いてきました。

 

 

日光三名瀑のひとつ「霧降の滝」の近くにある「つつじヶ丘」よりグッドモーニングでございます。

最近までゆるキャンヤマノススメを混同していたtenfurlongが今回もカラ元気全開でお送りいたします。

 

 

今年初の県外遠征。

さて、この「ツツジのトンネル」からハイキングコースがスタートしますが・・・

 

 

ここら辺のツツジはちょうどピークでした。

 

 

そして朝日に照らされ眩いばかりのこの新緑。

GW中の13連勤で荒んだ心が洗われるようです。

 

 

さっそく滝発見!(違)

 

 

しばらく舗装路を歩くと「カタクリ橋」。

そのまま舗装路を歩くとマツクラ滝から大山に向かうコース、この「No.3」の看板の方に下りると沢沿いに丁字の滝・玉簾の滝を経て大山に向かうコースとなります。

 

 

滝は帰りのお楽しみにして、まずは大山山頂を目指します。

玉簾の滝を越えた辺りからハイキングっぽくなり、急登が始まります。

 

 

それでも小1時間ほど「猫の平」までひーこら登ってくれば・・・

 

視界が一気に開け、笹原越しに日光連山が見渡せます。

手前が母君(女峰山、日本二百名山、標高2484m)、奥が父上(男体山日本百名山、標高2486m)。

筋雲がなんとも言えず良いですね。

 

 

ここら辺一帯は、県営の牧場だったらしいのですが、東日本大震災による原発事故の放射能汚染とかの問題で休止状態が続き、2年ほど前に廃止されてしまったようです。

そのため、所々で牧場の作業用に使われていた?舗装路も歩きます。

 

 

猫の平からはしばらく左手に日光連山を望みながらの爽快な笹原の道が続きます。

うーむ、素晴らしい。

 

 

ハイキングコース沿いのヤマツツジも見頃でした。

 

 

そして、この後度々現れる「試しの門」。

ぽっちゃり体型の人は神聖なる大山に立ち入ることは許されません(嘘、でも結構ギリ)。

放牧されていた牛の脱走防止用ですかね。

 

 

「試しの門」の先に出てくるシンボルツリー。

 

 

シンボルツリー越しの男体山

来るときに高速から見てたら、昨日の雨の影響なのか、がっつり雪化粧してたんですが(表?側)。

裏?から見るとそうでもなさそう。

 

 

と、こちらは日光の鬼嫁女峰山。

女峰山は、地獄の天空階段(1445段!)でヒザをぶっ壊され、山頂目前で涙を飲んだ因縁の山。

なんとかリベンジしたいところ。

 

 

それにしてもこのハイキングコース、ホントにええわ~。

誰も歩いてないのが不思議なくらい(下山中にやっとここら辺で第一ハイカーさんと遭遇しました)。

 

 

快適な笹原の道が終わり、いったん舗装路に出ます。

 

 

山頂付近はまだ蕾が多かったですね。

てか、気温も上がってきて、緩やかとは言えこの舗装路の登りが地味に辛かった・・・。

 

 

舗装路から再びハイキングコースに戻り山頂に向かいます(看板を見落としそうになった)。

最後の「試しの門」を抜ければ・・・

 

 

山頂へのビクトリーロード、そして・・・

 

 

大山の山頂(標高1148m)に到着です。

東屋が建っていて、東屋越しの日光連山が望めました。

忌まわしき地獄の天空階段も薄ら見えますねw。

 

 

山頂からは広がる笹原とその先に雄大な日光連山の山並み。

こんなところで放牧されたい・・・。

五月晴れで最高の登山日和でやんした。

 

 

日光連山を見ながらしばしもぐもぐタイム

トウゴクミツバツツジに見送られながら下山とします。

 

 

色とりどりのツツジを愛でながら降りていきまする。

もう初夏ですな~。

 

 

こんな道ならいつまでだって歩いていられますね。

 

 

ズミ?はもうすぐピークといった感じ。

この日はかなり気温も上がったので、次の日辺りには満開になってそう。

 

 

シンボルツリーまで戻ってきました。

ここら辺まで来るとようやくハイカーさん達がちらほら現れてきました。

 

 

と言うわけで、この景色も見納め。

この日は寄れなかったけど、霧降の滝は紅葉の名所でもあるらしいので、秋にでもまた歩きたい。

 

 

「No.8」の看板まで戻ってきました。

改めて隠れ三滝巡りの一つ目、マツクラ滝に向かいましょう。

往復10分くらいです。

(*マツクラとマックラの表記がどちらもそれなりにあって、どちらが正しいのかはわかりませんでしたが、当ブログでは看板の表記の「マツクラ」に統一してます)

 

 

滝の前に、ここら辺の新緑が一番鮮やかで綺麗だった。

 

 

マツクラ滝の守護神?守り本尊?にお出迎えされました。

 

 

霧降隠れ三滝の一つ目・マツクラ滝です。

近づくと水飛沫が凄くて、三滝の中では一番大きいかな?

ここら辺はワサビも自生しているようですが、チロリン村で管理・保護しているようなのでとっちゃダメよ。

 

 

マイナスイオンをたっぷり浴び、「No.8」の看板まで戻って次の玉簾の滝に向かいます。

 

 

んでもって、二つ目・玉簾の滝です。

途中の「玉簾の滝休憩所」は木が生い茂って肝心の滝は見えませんでしたが・・・(葉が落ちれば休憩所からは玉簾の滝の上部のナメ滝が望めるみたいです)。

コースから矢印にしたがって沢沿いに降りて少し歩きます。

 

 

落差は三滝の中で一番低いと思いますが、幅があって三筋の滝が見応えあり。

 

 

そして最後に丁字の滝に向かいます。

沢と新緑も良いですね。

木橋を渡りますが、増水時には渡れなくなるようです。

 

 

そして最後、三つ目の丁字の滝です。

霧降川の本流ではないようですが、水量豊富で豪快なり。

 

 

上部より丁字の滝を見下ろす。

と言うわけで、隠れ三滝コンプリート。

・・・滝があるからわざわざ重いメイン機持って行ったのに、NDフィルター持って行くの忘れましてね。

はじめっからND内蔵の軽いコンデジ持ってきゃ良かったと言うオチ。

 

 

そして、滝のそばにはニリンソウ

今年はよく見てる気がする。

 

 

前日雨だったからか、苔も生き生きして綺麗でした。

苔を見ると癒やされるようになったのは年をとったからなのか・・・?

 

 

つつじヶ丘へと戻ります。

隠れ三滝辺りまでは観光客も訪れるようで、ここら辺まで戻ってくると高齢の夫婦連れとかと結構出くわしました。

滝周辺も一応整備はされてましたが、三滝全部回るとすると隠れ三滝入口バス停(東武日光駅から10分くらい)からでも小1時間は掛かると思うので、ハイキングシューズ等は必要かと。

 

 

最後にツツジ越しの「夫婦」をば。

出がけには誰もいなかったけど、戻ってきてみればつつじヶ丘は観光客でいっぱいになってました。

 

 

ツツジのトンネルをくぐって本日のハイキング終了でございます。

 

やっとこさ今年初の県外登山と相成りましたが、新緑、ヤマツツジそして滝と目的の三つをすべてコンプリート出来て良かった。

今年は多少は遠征したい所なんですが、どうなることやら・・・。

 

 

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【コースタイム】

  つつじヶ丘6:50ー猫の平8:30ー9:14大山9:22ー猫の平10:00ー10:16マックラ滝10:21

  ー10:34玉簾の滝10:41ー10:50丁字の滝10:59ー11:25つつじヶ丘

  (合計時間:4時間35分、5月上旬)

 

【累積標高】

  730 m

  725 m

 

【歩行距離】

  12.4 km