筑波山に登ってきました。
カタクリは、春先の里山などでよく見られる花(多年草)で、筑波山でも3月下旬ぐらいから裏筑波(山の北側)や、山頂一帯(御幸ヶ原)の「カタクリの里」(開花時期のみ開放)で咲き始めます。
「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」とも呼ばれる春植物の代表的な花のひとつであるカタクリ。
見頃を迎えたようだったので、久しぶりに「裏」の方を歩いてきました。
ツツジはまだ蕾の方が多い(それでも例年より早いな)3月下旬の筑波山・つつじヶ丘より、躑躅って漢字で書けないtenfurlongが今回もてきとーにお送りします。
さて、このつつじヶ丘からの「おたつ石コース」は、山でも登ってみるか~と思った時に初めに登りに来たコースですが(主要コースの中で一番楽だから)・・・
登り始め10分もしないこの辺りで、顔面蒼白&脂汗が止まらずに座り込み、走馬灯がよぎったのは良い思い出です。
(*つつじヶ丘は標高542m)
さて、女体山まで登ってきましたが、天気も曇りだったし、今回はカタクリメインなので山頂は「ゴメンナサイ」して先に進みます。
「裏側」(キャンプ場方面)にも駐車場はあるので、今回のような裏メインの場合そこを起点に周回するのが一般的ですが、それだとちょっと物足りなそうなので(偉くなったもんだな!)つつじヶ丘のピストンを加えてみました。
んで、毎度おなじみ御幸ヶ原まで下りてきて仲の茶屋の脇から、あまりふれあったことのない「関東ふれあいの道」にもなっているらしい旧ユースホステルコースの方へ向かいます。
本日は、ここからが本番(いきなり下りだけど)。
木々はまだ葉っぱも付いてませんが、足下にはやはり春の気配が。
早速、登山道沿いに第一カタクリさん発見。
まだ、お寝んね中なのかちょっと元気がありませんが・・・。
この登山道は(考えてみれば今回初めて歩いたな)ほぼ林道って感じ、途中まで作業用の車が通行できる程度の幅広めの道でした。
「裏」を周回する際には、登りで使う人が多いようですね。
さて、お目当てのカタクリちゃん、下りるにしたがいどんどん登場してきました。
登山道からちょっと離れた森の中に群生してます。
陽が差してちゃんと開花すれば見応えがありそうですね。
でも、なんでみんなそっぽ向いた方向に咲いてるの?ww
「だからあれほど便利ズーム持ってきなさいって、先生言ったよね?」
「カタクリの案内板」まで下りてきました。
4月下旬が見頃となってますが、最近だと4月上旬くらいで、年々早まってる印象。
陽が昇ってくるとこんな感じで花びら?が反り返ってきます。
曇りや雨の日だと花は閉じたままなんだとか。
開花期間は2週間程度。
「スプリングエフェメラル」の直訳である「春の儚いもの」「春の短い命」そのもの。
このユースホステルコースの、特に「カタクリの案内板」付近は、カタクリ群生地として県内では結構大きい所みたいですね。
歩いている人も結構多かったです。
ユースホステル跡地まで下りてきました。
20台くらいは駐車できるスペースがあります。
ここから林道(ほぼ舗装路)を歩いて、もう一つの裏側の起点、筑波高原キャンプ場に向かいます。
分岐より先は、舗装はされてませんでしたが、普通車で十分走れます(つーか結構走ってた)。
筑波の北側に続く山並みは、まさに春霞って感じですね。
山桜も咲き始まってるようです(こっちも例年より早いな)。
「女の川(めのかわ)」の看板のところで、こちらもスプリングエフェメラルに数えられるニリンソウが咲いてた。
ちなみに「男の川(おのかわ)」もあって、それぞれにバリエーションルートがあるようです。
筑波高原キャンプ場(5月~11月の営業のようです)までやって来ました。
ソメイヨシノかな?
もう満開ですね。
さて、ここから再び山頂へと戻ります。
400m弱の登り返し・・・。
でも、こちらも登山道沿いにたくさん咲いていました。
カタクリちゃんを愛でつつ、元気出して登っていきましょう。
陽も昇って暖かくなってきたし、カタクリちゃんもだいぶ元気出てきたゾ~。
前を歩いていたおじさんに教えてもらいました。
先週も歩いていたそうで、「裏」はやっぱりジモティーが多い。
必死でカタクリの写真撮ってたら、すれ違ったこちらも地元のベテランハイカーに、登山におけるスマホの活用と筑波山のバリエーションルートについて熱く語られました。
でもtenちゃん、いまだにガラケーなんだよね・・・。
登山始めた頃、ちょうどこの時期にこのキャンプ場コースを歩いたことがあるんですが、当時は花とかに全く興味がなかったので、
「足下になんか紫っぽいのがあるな、なんだコレ?花?」
「カタクリ?ふーん(鼻ホジ)・・・」
って感じでスルーしていましたね。
♩(アホだな~)
♩そうだよ、アホだよ~
山頂付近のイチゲちゃんは今にも花開きそうな感じ。
黄色のポワポワは何かな?
女体山山頂手前の分岐まで戻ってきました。
ここの岩場に咲いてたカタクリちゃんが一番綺麗に咲いていたというオチw
まあ、十分に「回収」できたので下山します。
ロープウェイは使わずにちゃんと歩いて下りたからね!
つつじヶ丘まで下りてきました。
世間が春休みって事をすっかり忘れていました。
登山道は次々登ってくる親子連れで渋滞・・・
みんないろいろ溜まってるのね・・・
筑波山のメジャーコースは筑波山神社やケーブルカー・ロープウェイのある「表」側で、登山客や観光客もこちら側に集中しますが、「裏」にも見所のあるコースはあるので、機会があれば是非歩いてみて欲しいです。
登山をしない方も、山頂の「カタクリの里」でカタクリちゃんを楽しむことが出来ます。
筑波山頂カタクリの里【開放期間:令和3年3月27日~4月18日】 | (一社)つくば観光コンベンション協会
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【コースタイム】
つつじヶ丘7:45ー女体山8:43ー御幸ヶ原8:46ーユースホステル跡地駐車場9:51
ー10:16筑波高原キャンプ場10:21ー女体山11:35ー12:24つつじヶ丘
(合計時間:4時間39分、3月下旬)
【累積標高】
791 m (登り)
788 m (下り)
【歩行距離】
8.7 km