毎度おなじみ、ホームマウンテンの筑波山に行って参りました。
東北や北関東北部山沿いの標高2000m級の山々の紅葉もすでに終わり、ちらほら雪の便りも聞こえ始めた11月も中頃を過ぎれば、我が筑波山も色づき始める頃となります。
この時期はたいてい丹沢や奥武蔵辺りをほっつき歩いてるところですが、ま~たコロナちゃんが元気になってきちゃったので、写真の練習がてら行きつけの飲み屋お山を徘徊して参りました(昨年秋に登った時の写真も交えてお送り致します)。
筑波山神社の大鳥居よりおはようございます。
またコロナが増えたり、太ももの筋肉やらかしたりしてたので最近はここばっかり登っておりまする。
今年の春に新しい本堂が完成した、板東三十三箇所観音霊場の第25番札所・筑波山大御堂(つくばさんおおみどう)。
ちなみにこの前の第24番札所は、以前紫陽花の咲く頃に登った雨引山の雨引観音こと楽法寺。
今日も登ったるで~。
筑波山の何がつらいって神社のこの階段が一番つらい。
初っぱなから毎回心折られる。
明け方の神社ってなんか良いですね、清々しくて。
朝一で綺麗にならされた玉砂利を、ゲスな顔をしながら踏み荒らしていく私の心はだいぶ汚れてますが。
もう1~2週間経てば(11月下旬~12月上旬)麓もこんな感じで色づくんでしょうが・・・
今回歩いたときは、麓はまだこれからといった感じ。
日の出もだいぶ遅くなってきて、朝6時過ぎでやっと陽が差してきた。
ケーブルカーが交差する広場で御幸ヶ原まで大体半分。
この日はまさに小春日和と言った感じで、絶好の登山日和でした。
中腹辺りになってくると色づきも良い感じに。
東北の山みたいに全山紅葉って感じはありませんが、これはこれで良い。
御幸ヶ原まで登ってきました。
日の出の時間にも寄りますが、「ご来光組」が下山し「乗り物組」の観光客と普通?のハイカーがまだ登ってこない7~8時前ぐらいが、この山では一番静かな時間帯ですかね。
まず双耳峰のひとつ、男体山の方に登っていきます。
筑波山と言えど山頂付近は11月下旬ともなれば、木々も冬モード。
そして、男体山山頂の御本殿の脇にある怪しげな建物は・・・
一見廃墟っぽいですが、筑波山神社と筑波大学の共同気象観測所。
元は気象庁の観測施設で、昭和3年(1928年)建築・竣工という100年物の年季の入った物件でやんす。
筑波山神社・筑波大学計算科学研究センター共同気象観測所 - Wikipedia
御幸ヶ原への戻りしな、色づく木々の隙間から女体山山頂がチラリズム。
御幸ヶ原のコマ展望台は、1階がお土産コーナー、2階が展望食堂、3階は屋上展望台になっていてタダで登れます。
御幸ヶ原から見ると男体山の山頂って近そうに見える。
実際に歩くと、結構登らされてる感じがするんだけど。
その男体山を背に終盤の紅葉の中、女体山へ向かいます。
関東平野を一望に見渡せる筑波山は、気象観測はもとより無線通信上も重要な拠点。
山頂付近にはテレビ局の中継用のアンテナとかが沢山建ってます。
普通の山にこういうのがあると興ざめしますが。
「ガマ石」を横目に見つつ女体山へ。
女体山の山頂御本殿の脇で実を付けていたのは何の木ですかね?
さて、筑波山最高点の女体山頂(標高877m)からは、晴れていれば左(東)には日本第二位の面積を誇る霞ヶ浦が・・・
そして右(西)には眼下に広がる関東平野の先に、日本最高峰のお山が見えます、晴れて空気が澄んでいればね。
晴れと言えば、「ニイタカヤマノボレ(一二〇八)」は、真珠湾攻撃の作戦開始の暗号電文として有名ですが、外交交渉が妥結して戦争回避・作戦中止となったときのそれは「ツクバヤマハレ」だったとか(諸説あり)。
ちなみに「ニイタカヤマ(新高山)」は、当時日本最高峰だった台湾の現「玉山(ユイシャン、標高3952m)」。
スモッグに空を汚された現在でも、東京の高い建物から見える独立した山と言えば、富士と筑波である。大正の初め、田舎から出てきて本郷向ヶ丘の寄宿寮に入った青年が、朝、寮の窓から「おお、富士山が見える!」と叫んだ。それは筑波山であったから皆の哄笑を買ったが、しかし常陸の平野の真ん中に立った筑波は、意想外に高いのである。
つつじヶ丘の方へ下山します。
神様の住まう山なのでこういった小さなお社、祠がいたるところにあります。
それと同じくこのおたつ石(白雲橋)コースには奇岩も沢山あります。
最近はしゃれた説明書きの看板なんかも設置されるようになりましたね。
落ちそうで落ちない筑波山最強?の奇岩「弁慶七戻り」。
最近は画角23mm固定のコンデジばっかりだったので、この日は久々にメイン機持ち出してきたんですが、16mmの広さを改めて実感。
まさしく世界が広がった感じ。
実際のところ、ブログに載せるくらいの写真ならコンデジでも十分なんですけどね。
それはさておき、こちらのコースも中腹辺りが紅葉見頃。
ススキもたなびいていました。
秋だな・・・。
つつじヶ丘が見えてきました。
この日は地元の小学生の遠足だったみたいですが、この高さで早くも息絶え絶え、顔面蒼白の子がいて、見ているのも忍びねないw
まだ始まったばかりだぞ~www
登りに使った御幸ヶ原コースには、平行してケーブルカーが通っていますが、こちらはロープウェイが通っています。
ここみたいにケーブルカーとロープウェイの両方があるのは珍しい。
さて、このつつじヶ丘には・・・
日本一のガマ大明神が鎮座まします謎スポットの「ガマランド」があります。
(この金のガマは今回歩いたときには無くなってました・・・)
まあ、ほぼ廃墟と化していますが・・・。
これは、地元の薬屋かなんかで昔見かけた覚えがある。
昔は来る度によく買ったな(何の効き目があるのか分からないけど)。
お金入れても多分微動だにしないと思いますがwww
つつじヶ丘からは迎場コースで筑波山神社へ戻ります。
このコースは「万葉古道」とも呼ばれ、所々に万葉集で詠まれた筑波山にちなんだ歌の歌碑が建っています。
再び神社まで戻ってきました。
この日は(も?)コロナだっつーのに、遠足やら高齢者のハイカー集団やらカップル( ゚д゚)、ペッ やらがたくさん登ってましたね。
GoToの影響なのか、土日はケーブルカーで1時間半待ちだとか・・・。
例年でも、筑波山が一番混むのは11月だそうです。
神社と言えば何となくイチョウのイメージがあります。
こちらはちょうど見頃でした。
イチョウって日本だとどこにでもある感じですが、意外にも絶滅危惧種に指定されているんだとか。
今現在見られるイチョウが唯一現存する種だそうですが、「イチョウ類」自体は約3億年前に出現、世界最古の現生樹種のひとつでいわゆる「生きている化石」。
なにげに凄いんだな。
寺社仏閣でこういうのよく見かけますけど、中身ってちゃんと入ってるんですかね?
自分が心配するようなことではないけど・・・。
神社の脇にひっそりとある紫峰御鎮座・厳島神社。
広島の「ご本家」?のあの神社と関係あるのかな?
芸事なんかに御利益があるようですね。
昨年秋に来たときに撮った写真と比べて、似たような写真ばっかりで全く上達していないことが判明w
これはもっと良いカメラやレンズを買えと言う神様のお告げか・・・(違)
と、言うことで、もう一回給付金くれてもいいんやで。
最後に小さい秋見つけました。
帰る頃にはさらに人が増えてた。
人気があるのはうれしいんですがね、こんなご時世だけど。
早いとこ収束して欲しいもんです。。。
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【コースタイム】
筑波山神社6:15ー7:45御幸ヶ原7:47ー7:58男体山8:01ー8:13御幸ヶ原8:25
ー8:41女体山8:43ー9:48つつじヶ丘9:54ー10:45筑波山神社
(合計時間:4時間30分、11月中旬(12月上旬))
【累積標高】
【歩行距離】
計測せず