奥武蔵・蕨山(わらびやま)を歩いてきました。
春の奥武蔵や秩父界隈の山々は都心からのアクセスもよく、また様々な花が次々と咲くのでたくさんのハイカーが訪れます。
3月は忙くてなかなか登山の機会がなかったのですが、今年の冬は例年よりも寒かったのでまだ雪山に行けるだろうと思っていたら、あっという間に暖かくなり桜も散ってしまいました。
というわけで雪山はあきらめ、以前から行っておきたいなと思っていた春の花咲く山へと出かけて来ました。
西武池袋線・飯能駅からバスで1時間ほど揺られ、出発地の名郷バス停に到着。
バス停脇に公衆トイレや登山ポストもありました。
今回はこの看板の「蕨山ハイキングコース(赤い線)」の通りに歩きます。
ほぼ1ヶ月ぶりの登山、天気は上々。
平日でしたが、バスの乗客はほぼ登山客。
棒ノ嶺方面?に向かわれる人たちが途中のバス停で半分くらい降りるまで、バスはほぼ満席でした。
山頂まで4.5kmとなってますが、たぶん3.5kmです。
しばし林道歩き。
樹林帯の中を登っていきます。
山頂まではほとんど登り一辺倒。
木の橋を渡ると、
本格的に登りが始まる。
1ヶ月も間隔が開くとさすがに体がなまりますね・・・。
30分ほど登ると明るい日が差してきました。
標高1000mくらいの低山とはいえ結構な登りごたえ。
尾根上に出ると、しばらくなだらかな道になりました。
ここから何カ所かロープが張られた岩場が出てきます。
慎重に行けばロープに頼るほどではないですが。
岩場を超えると・・・
早速、満開のアセビがお出迎え。
続いてお目当てのアカヤシオ。
こちらもいい具合。
山頂まで登山道の所々でアカヤシオが彩ってくれていました。
今年は桜もあっという間に散ってしまうくらい花の開花が早くて、どの山に行くか困った。
「復帰戦」とは言え、この日の登山客は健脚揃いだったのか、なかなか先行の人に追いつけない・・・。
山頂付近の分岐まで来ました。
「林道・有馬山へ」の方へ少し行ったところに本当の蕨山のピークがあるみたいです。
「蕨山へ」最後の登り。
山頂直下にもアカヤシオ。
ちょっとピークは過ぎた感じでしたが、散っていなくてよかった。
蕨山(展望台、1033m)到着。
正式な山頂ではありませんが、見晴らしもいいため一応ここが山頂扱いになってます。
展望は気温も高かったので霞みがち。
条件がよければ浅間山なんかも見えるみたいですが。
山頂でも少し咲いていてくれました。
ちょうどお昼時ということもあって山頂で皆さんランチタイム。
しばらくのんびりして下山開始。
途中の藤棚山(920m)。
時期になると藤でも咲くのかな?
展望はありませんでしたが、ベンチが設置されてました。
こちらにもアセビがたくさん。
登りのアカヤシオに代わって下りのルートはミツバツツジがいい具合。
緑も芽吹き始まってました。
しばらく下って「大ヨケの頭」(771m)。
こちらもピークは過ぎた感じですが、見れてよかった。
交差する林道を横切ると花もほぼ終わり、下山口のさわらびの湯までひたすら下ります。
中登坂。
ここから大ヨケの滝まで行く道と分岐してますが、こちら方面に向かう道は荒れてるみたいで、滝自体もこの時期は水量が少ないみたいです。
さらに木漏れ日の林を下ります。
ちゃんと鳥居もありました。
バスで来るとき車窓から白い観音様が見えましたが、ここから分岐が分かれていて鳥居観音方面に歩けば行けるみたいです。
今回はバスの時間の都合でパス。
木段が整備されてましたが結構急な下り。
再び鳥居をくぐり、
無事下山できたことに感謝し金比羅神社にお参り。
最後に黄色い花(ヤマブキ?)がお出迎えしてくれました。
さわらびの湯バス停に到着。
なんとかバスの時間に間に合いました。
さわらびの湯公式サイト|日帰り温泉 天然温泉 埼玉 飯能市 名栗
久々の山歩きだったので、そんなにきつめでない山にしたつもりでしたが結構歩かされました。
山頂で会った方から、イワウチワが綺麗に咲いてて見れてよかったね、って言われましたが上ばっかり見ていた(アカヤシオをメインに考えていた)ので全然気づかず。
次回はちゃんと足下も見て歩くようにします・・・。
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【コースタイム】
名郷バス停9:00ー11:13蕨山(展望台)11:37ー12:02藤棚山12:04ー12:45大ヨケの頭12:47
ー中登坂13:14ー13:36金比羅神社13:37ー14:06さわらびの湯バス停(合計時間:5時間6分)
【累積標高】
858m(登り)
954m(下り)
【歩行距離】
9.93km