河津桜と冬富士と・丹沢で一足早い春の訪れを感じる @高松山・松田山

丹沢・高松山から松田山にかけて歩いてきたレコです。

今年の冬は例年になく寒い日が続いていますが、季節は春へ向けて着々と進んでいるようで、丹沢では早咲き桜の河津桜もかなり開花が進んでいました。

松田山・西平畑公園で河津桜の開花時期に開かれる「まつだ桜まつり」にあわせて、丹沢と言うことで富士山の展望が良い隣の高松山と一緒に早春の里山歩きをしてきました。

 

 

小田急電鉄新松田駅から山北駅・西丹沢ビジターセンター方面行きのバスに乗って10分ほど、高松山への登山口となる高松山入口バス停までやってきました。

路線バス - 富士急湘南バス

 

 

今日はまず高松山に登り、そこから最明寺史跡公園を通って河津桜が咲く西平畑公園へ向かうルートで歩いていきます。

桜だけが目当てなら、新松田駅から徒歩10分くらいでそのままさくら祭り会場になっている公園に行けてしまいますが、一応登山ブログなので・・・。

他の登山者の方のレコなんか見てると、やっぱり周辺の山(高松山、シダンゴ山など)とあわせて歩く人が多いようです。

 

 

新東名の工事中とかで多少迂回路を歩きます。

(途中の東名高速の高架下に、公衆トイレがありました。)

バス停からしばらく舗装路を歩きますが、

 

 

まずは梅がお出迎えしてくれました。

 

 

林道歩きが終わり、ここから本格的に登山道。

 

 

          

          基本的に山頂までこんな感じの樹林帯。

          所々、富士山がちらちら見えますが。

          あまり楽しくはないけど、とても歩きやすい。

 

 

小1時間ほど登って「ビリ堂」に到着。

 

 

ビリ堂の名前の由来は、一番最後(びり)にある馬頭観音だからとのこと。

観音様相手ににビリはどうかと思うけど・・・。

 

 

          

          ここから山頂直下まで階段上り。

          多少道が荒れてました。

 

 

山頂稜線に出ると「はなじょろ道」(現・虫沢古道)という別ルートから高松山山頂に至る登山道と合流。

こちらのルートは3月くらいにはミツマタの花が咲くみたいです。

 

 

視界が開けると

 

 

高松山山頂(801m)に到着です。

バス停からだいたい2時間くらい、ほぼコースタイムで登れました。

 

 

正面(南側)には眼下に広がる松田の街並みと箱根の山並み。

 

 

そして西側には

 

 

富士山です。

雲が沸く前になんとか到着できた。

2月下旬ともなるとさすがに白く染まってる。

こちらはこんなに寒くありませんでしたが、あちらはまだ真冬。

 

 

平日という事もあるでしょうが、あまり登山者はいません。

アクセスも悪くないですし山頂からの見晴しもいい、ベンチも整備されてのんびり出来るのでなかなかいい山だと思いますが・・・。

 

 

しばらく山頂でもぐもぐタイムして河津桜(最明寺方面)に向かいます。

ここから松田山の方まではだいたい緩やかな下り坂と舗装路の繰り返しが続きます。

 

 

やっと「河津桜(西平畑公園)」の文字が出てきました。

ここの登山道は「古道を守る会」の人達が整備しているみたいです。

 

 

途中の富士見台。

富士山は隠れてしまった・・・。

公園に着くまでに晴れるといいけど。

 

 

しばらく歩いて第六天。

謂われは・・・忘れてしまいました・・・。

 

 

今回歩いたコースは立て看板がたくさん立っていてありがたいのですが。

分岐も多いので少し迷うかも。

 

 

道すがらに椿も咲いてた。

 

 

途中で民家の番犬に吠えられつつ、まだまだ里山歩きが続きます。

 

 

最明寺史跡公園までしばらく登り返しがありますが、それほど急ではない。

 

 

史跡公園付近まで歩いてくると整備された砂利道に。

桜の木かな?春頃は綺麗そうですね。

 

 

最明寺(西明寺)は一時はかなりの興隆を極めたお寺だったそうですが、戦乱などで衰退し、現在は大井町の方に移っているそうです。

 

 

最明寺史跡公園に到着。

ここまでは車でも来れるらしく観光客っぽい人もいました(トイレもあり)。

まだ咲いていませんでしたが、ここは桜の名所出そうでもう少し陽気が良くなればここも春色に染まるでしょう。

 

 

ここから自然館方面へ3~40分ほど舗装路を下っていきます。

こういう道は変化がないので微妙にしんどい。

 

 

ひたすら樹林帯の林道をだらだら下りましたが、ほとんど記憶なし・・・。

逆コースで西平畑公園から最明寺史跡公園までハイキングする人もいるようで、ここらへんからぼちぼち人が増えてきました。

 

 

動物侵入防止の鉄柵を2回ほど通ります。

 

 

視界が開けてのんびりとした

 

 

春の里山っぽい雰囲気に。

 

 

さらにしばらく歩いて西平畑公園にある松田町自然館に到着。

一気に観光客・桜見物の人達が現れます。

 

 

そしてようやくお目当ての

 

 

河津桜にたどり着きました。

さくら祭り開催中と言うこともあって、屋台村や桜のトンネルの中を走るミニSL(ふるさと鉄道)なんかも運行されてました。

第20回 まつだ桜まつり | 松田観光ガイド

 

 

子ども館(まつり本部)あたりが日当たりがいいのか、一番綺麗に咲いてた。

 

 

この日は7分咲きとのことでしたが、

 

 

それでも見応えあります。

 

 

下旬とは言えまだ2月で風が吹けばまだ肌寒いですが、ここはもう春色。

 

 

河津桜と一緒に

 

 

その根元には菜の花も咲いてました。

こちらの黄色も綺麗。

 

 

ここは富士山と河津桜のコラボが見れる(撮れる)のですが、残念ながら富士山方面は曇の中。

富士山と一緒に写真が撮れるように脚立も設置されてました。

 

 

代わりに菜の花とのコラボ。

 

 

平日にもかかわらず結構な人出。

桜並木を縫うように「太陽のすべり台」なるものも設置されていて、小さな子ども達がすべってました。

 

 

蕾もまだ結構多い。

満開になったらもっといいでしょうね。

 

 

河津桜は一般的なソメイヨシノよりも開花時期が長いそう(花期1ヶ月とか)なのでかなりの期間楽しめそうです。

 

 普段見かけるソメイヨシノよりほんのりと濃い目の桃色が綺麗。

 

 

河津桜と松田の街並み。

 

 

大島桜と寒緋桜の自然交雑でできたらしい河津桜ですが、

 

 

50年くらい前に静岡・河津町の飯田さんという方が、たまたま原木を見つけて庭先に植えたのが始まりだとか。

カワヅザクラ - Wikipedia

 

 飯田さんが見つけなかったら、今見れなかったかも。

 

 

          

          飯田さんに感謝です。

 

 

菜の花をバックに。

 

 

花より団子ならぬ「桜ソフトクリーム」食べつつ、しばらく撮影タイム。

 

 

早めの春を十分に満喫できました。

 

 

まつり会場を後に新松田駅まで戻って本日のハイク終了。

 

 

と、いうことで早春の丹沢での里山歩きでした。

河津桜は初めて見ましたが、普段見るソメイヨシノとはまた違って濃い桃色の花がとても綺麗でした。

雪をかぶった富士山と一緒の写真が撮れなかったのは残念でしたが、代わりに満開の菜の花を見れたのでまあ良かった。

今度は満開でピーカンの時に行ければな~と思います。

 

 

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【コースタイム】

  高松山入口バス停8:40ー10:15ビリ堂10:17ー10:40高松山山頂11:05ー第六天11:37

  ー12:19最明寺史跡公園12:26ー13:09松田自然館13:11ー13:35松田山・西平畑公園14:27

  ー14:48新松田駅 (合計時間:6時間8分)

 

【累積標高】

  登り 1198m

  下り 1219m

 

【歩行距離】

  15.8km