冬の奥日光スノーハイク・アイスブルー輝く氷瀑目指して @庵滝

日光・庵滝(いおりたき)の氷瀑を見にスノーハイクしてきました。

庵滝は奥日光・戦場ヶ原のさらに奥の方にある滝で、冬のこの時期はアイスブルーに凍結した氷瀑を見にたくさんのハイカーが訪れています。

今年の冬は雪不足やら悪天候やらで全く雪山に行けていませんでしたが、やっと冬山緒戦(一応)と相成りました。

 

 

戦場ヶ原にある三本松の駐車場です。

つい先程まで地吹雪が吹いていて帰ろうかと思いましたが、男体山から太陽が上がると風も弱くなった。

 

 

今回のハイクの起点となる赤沼茶屋(BS)まで戻ります。

早朝は戦場ヶ原の霧氷を狙ったカメラマンが多いみたいです。

 

 

群馬県境の日光白根山が雪雲を止めていますね。

この冬は自分が休みの日になると群馬の天気が荒れるんですが、なんで?

 

 

10分ほど歩いて赤沼茶屋(BS)まで戻ってきました。

 

 

赤沼駐車場は冬季閉鎖中で三本松の駐車場を利用とのことでしたが、脇の赤沼茶屋(冬季休業中?)の駐車場に停めてもいいみたいでした。

 

 

赤沼茶屋の向かいにある赤沼公衆トイレは暖房も効いていて使用可能。

 

 

奥日光のシンボル・男体山を見つつ

 

 

赤沼公衆トイレの脇から出発、今季初の雪道です。

今年はここ戦場ヶ原あたりもかなり雪は少ないみたい。

 

 

それぞれ分岐では小田代ヶ原の方へ向かいます。

冬は庵滝がメジャールートですが、季節を変えて湯滝や竜頭の滝の方へ歩いて行っても面白そうですね。

 

 

分岐の所の橋(赤沼湯川橋)を渡ります。

湯川と言うだけあって冬でも凍結しないのかな?

 

 

時折強い風が吹きますが天気は快晴。

 

 

さらに小田代ヶ原の方へ進んで行きます。

 

 

鹿避けの柵を抜けると・・・

 

 

静寂に包まれた冬の森。

雪がついていればなお良いんだけど。

 

 

小田代ヶ原(BS)まで来ました。

 

 

ここから弓張峠まではしばらく林道歩き。

ここまではほぼ平坦でピンクテープなど目印もあり歩きやすいです。

ここで、たまたま車で通りかかった巡視?の方が弓張峠まで乗っていきなとのことで、ありがたく乗せてもらうことに。

 

 

庵滝へのルートについてあれこれ話を聞かせてもらっているうちに弓張峠に到着です。

ありがとうございました。

 

 

このピンクテープが庵滝への入り口の目印。

分からないと通り過ぎてしまいそうですね。

 

 

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弓張峠から庵滝までは正規の登山道ではない(山地図でも記載なし)ルートです。

(冬は庵滝の氷瀑鑑賞のガイドツアーとかも行われているので、立ち入り禁止というわけではなく一応黙認(?)みたいな感じのルートです。夏場はいわゆるバリエーションルート。)

休日などは入山者も結構いて踏み跡もしっかりあるようですが、正規のルートでは無い冬の雪山の上に携帯も当然通じないので、ガイドツアー以外(特に単独)で行く場合、よほどの経験者でない限りGPS等は必須かと思われます。

 

初めて来る時はなるべくツアーコース等に参加するのが望ましいとのこと、前の人が歩いた踏み跡を辿ること(あちこちに踏み跡つけると後続が迷う)、あと当然のことながらこのルート上で遭難等の事故や問題行動を起こすと、このルート自体への立ち入りが禁止される可能性もあるので、ツアー以外で行かれる方は十分な装備のとともにそこら辺ご注意を。

 (・・・とは、車に乗せて頂いた巡視?の方の談です。)

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さて、ここからゆるやかに登りが始まります(ここからは標識などはありません。)

本日の先行者は一人みたい。

 

 

朝方よりだいぶ風も収まってきて、少し暑くなってきた。

 

 

風の通り道になってるようなところではトレースも消えちゃってますね。

踏み跡の雪はしっかり締まってますが、踏み外すと場所によっては股下まで踏み抜きました。

 

 

ここら辺で本日最初の先行者の方が会いましたが、雪が深くて途中で引き返してきたとのこと。

この先大丈夫かよ・・・。

 

 

後から来た方とGPSを確認しつつ、滝手前の徒渉地点までやって来ました。

 

 

おお、奥に見えるのは・・・

 

 

なんとかお目当ての庵滝に到着です。

弓張峠から1時間くらいでした。

 

 

落差は20mくらい、なかなかの迫力ですな。

 

 

滝の裏側は結構な勢いで水が流れていました。

氷瀑もそろそろ終盤ですかね。

 

 

同じ日光の雲龍渓谷より規模は小さめですが、それでも見応えはあり。

 

 

裏側に回ってみます(ヘルメットとか持って行った方が良いかも)。

ツララがすごいとんがってますな。

 

 

巨大なガリガリ君ww。

天気が良いので氷の青色が映えますね。

 

 

無事来れてよかった。

 

 

十分堪能出来ました。

 

 

ちなみにこの滝がある庵沢にはF1からF5まで5つの滝があるそうです。

そのうち一番手前にあるこの滝がF1で、これが庵滝と一般的に呼ばれています。

「庵滝」として地形図に表記されている一番奥の滝がF5で、落差60mもある巨大な滝なんだとか。

夏場でもF5まで行けるのはかなりの経験者だけみたい。

 

 

これでも十分見応えありますけどね。

氷瀑を見つつしばらくのんびり。

 

 

さて、帰りますか。

 

 

一応ルートの感じはつかめたし、GPSログもとれたので(一部怪しいけど)また来たいと思います。

 

 

お昼近くになってさらに人が増えてきました。

平日でしたが、天気も良かったのでこの日は3,40人くらいは歩いていたんじゃないでしょうか。

ほとんどの人がスノーシュー(ワカン)で、チェーンスパイク(軽アイゼン)の人もいました。

 

 

降雪直後ならここら辺は木も白く染まってさらに綺麗そうですね。

 

 

木々の奥に男体山がチラリ見えてくると

 

 

弓張峠の林道まで戻ってきました。

ここまで戻れば一安心。

 

 

林道を戻ります。

 

 

小田代ヶ原の展望スポットで

 

 

戦場ヶ原越しの日光連山が見渡せました。

 

 

冬の白樺ってなんか良いな。

 

 

歩いてきた庵滝の先は前白根、奥白根山へと山が続いていきますが、また雲がかかってきてしまった。

 

 

最後まで天気が持ってくれたので奥日光のスカイブルーも楽しめました。

やっぱり冬の青空は良い。

 

 

ちょっと寄り道して

 

 

戦場ヶ原展望台から太郎山。

 

 

弓張峠から1時間ほどのんびりスノーハイクして

 

 

赤沼茶屋(BS)まで戻ってきました。

満車ですな。 

 

 

三本松の駐車場まで戻ります。

 

 

今日は太郎山がよく見えました。

 

 

もちろん男体山も。

白根山を除いて日光連山自体、例年雪は少なめですが、それでも今年はさらに雪は少ないですね。

 

 

戦場ヶ原ももう少し白いとさらに良かったんだけど。

 

 

日光連山の山並みを見つつ、三本松の駐車場まで無事戻って来れました。

この日はたまたま売店も開いていた(特定の曜日限定みたいです)ので、一般観光客もちらほら歩いていました。

 

 

ということで、奥日光のスノーハイクのレコでした。

今季初の雪山が2月になるとは思ってもいませんでしたが、天気は上々でその点は良かったです。

このまま春に突入してしまいそうな天気予報となっていますが、今年はあと何回雪山行けるかな・・・。

 

 

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【コースタイム】

  三本松BS・駐車場8:32ー8:42赤沼茶屋(BS)8:48ー戦場ヶ原展望台9:22

  ー小田代ヶ原(BS)9:37ー弓張峠9:43ー10:41庵滝10:49ー弓張峠11:42

  ー11:56小田代ヶ原(BS)11:59ー12:16戦場ヶ原展望台12:18ー赤沼茶屋(BS)12:43

  ー12:58三本松BS・駐車場  (合計時間:4時間26分)

 

【累積標高】

  435 m(登り・下り)

 

【歩行距離】

  15.21 km