晩秋の丹沢・関東総鎮護「雨降山」の真っ赤に染まる紅葉のトンネル @大山(丹沢)

神奈川県の丹沢にある大山を歩いてきました。

大山は古くから山岳信仰が盛んだったようで、山腹には大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)と大山寺が建っています。

大山寺は秋のこの時期、「もみじ寺」と呼ばれるほどの紅葉の名所で、石段の頭上を埋め尽くす真っ赤な紅葉はまさに圧巻。

今回は曇りがちだったので富士山は拝めませんでしたが、今年一番の真っ赤な紅葉を楽しめました。

 

 

小田急線・伊勢原駅よりバスで30分ほど揺られ大山ケーブルバス停に来ました。

ケーブルカーの駅までは15分ほどこま参道を通って行きます。

「こま」はおもちゃのこまでここの名物、登山バッジのデザインにもなってます。

 

 

参道の途中にあるお店を抜けていきます。

 

 

ケーブルカー乗りたい・・・。

 

 

阿夫利神社下社までは2ルートに分かれますが、もちろん男は黙って男坂

 

 

とは言え早速えげつない階段が

 

 

これでもかと続きまする。

 

 

曇ってるのでくすんだ感じですが、山麓もそれなりに色づいてる模様。

 

 

あと少し。

 

 

下社直下の東屋までやってきました。

は~、しんどい。 

 

 

40分ほど登って大山阿夫利神社の下社まで登ってきました。

 

 

下社付近はちょうど紅葉の見頃で綺麗でした。

 

 

神社には帰りにまた寄るのでここはサクサク進みます。

 

 

紅葉は綺麗ですが、天気はあまり優れない。

 

 

ここから山頂までは90分ほど。

普段着、軽装ではさすがにきついかな。

 

 

ここの紅葉もいい色合い。

 

 

階段を上りきると阿夫利大神の碑がありました。

ここから本格的な登山道。

 

 

先ほどまでに比べれば登りやすい。

 

 

「夫婦杉」です。

人気のお山なので、ここまででもかなり多くの人が登ってました。

 

 

登山道には大体100m間隔くらいで、〇丁目と言った石柱が立ってます。

山頂はたしか二十八丁目。

 

 

天狗の鼻突き岩。

大山は天狗信仰も盛んだそうで。

 

 

二十丁目の富士見台。

ここからはこの時期なら冠雪した富士山が見えるはずですが・・・。

 

 

残念。

 

 

しょうがないので先を急ぎます。

 

 

山頂まであと300mのところでヤビツ峠の方からの登山道と合流。

 

 

やっと山頂直下の鳥居が見えた。

 

 

ここから振り返ると富士山が見えるはずですが・・・

 

 

やっぱり見えず・・・。

 

 

大山山頂(1225m)です。

晴れてれば相模湾まで見渡せるはずなんですがね~。

 

 

しばらく休憩を取って見晴台の方へ降ります。

 

 

ちょうど山頂だけ雲に囲まれてるような感じ。

 

 

大山は、ちょうどこの日みたいな感じなのか、山の上に霧や雲が出来やすく雨が降る事が多かったそうで、そのため「雨降山」(あめふりやま、あふりさん)とも呼ばれ、雨乞い信仰の山として特に農民から信仰を集めたみたいです。

神社の名前にもなっている「阿夫利」はこの「雨降り」からきてるんだとか。

大山阿夫利神社 - Wikipedia

 

 

山は冬モードに入りつつありますね。

 

 

こちらのルートはこれでもかってくらい木段が整備されてます。

 

 

葉っぱもすっかり落ちちゃいましたね。

 

 

上の方だけぽっかり晴れてる。

 

 

ちょっとだけススキ。

 

 

木々が再び色づきを見せ始めると

 

 

見晴台に到着です。

この日はあんまり見晴らしは良くなかったけど。

下社方面からここまで歩いてきてる人が結構いました。

 

 

紅葉のピークだとこんな感じになるのでしょうか?

 

 

ここからまた神社の下社まで戻ります。

 

 

下社と見晴台の間はほとんどフラットで歩きやすい。

 

 

往復で約3km、1時間程度だからちょうどいいハイキングといった感じか。

 

 

二重滝。

水量は少なめでした。

 

 

神社に近づくと再び木々が色づき始める。

 

 

再び下社まで戻ってきました。

 

 

時間はちょうどお昼時、たくさんの参拝客で賑わっていました。

 

 

ガスがちで眼下の見晴らしはあまり良くなかったですが、

 

 

代わりに朝はスルーしてた紅葉を楽しむ。

 

 

大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)に参拝し、御朱印(300円)を頂きました。
www.afuri.or.jp

 

 

神社の紅葉はもう時期も過ぎてるだろうなと思って来ましたが、予想外にいい具合で見られて良かった。

 

 

さて、帰りは女坂を通って大山寺の方へ降ります。

 

 

こちらも男坂に劣らずなかなか急。

軽装、普段着の方も登ってきてましたが、雨の後とかだと滑りやすくて危ないかも。

 

 

そして真っ赤な紅葉に迎えられ

 

 

雨降山(あぶりさん)・大山寺に到着。

ご本尊は不動明王で、関東三大不動の一つに数えられているそう。

雨降山 大山寺

こちらでも御朱印(400円)頂きました。

そして・・・

 

 

お目当ての紅葉のトンネルです。

 

 

ちょっとピークは過ぎた感じでしたが、

 

 

それでも十分に素晴らしい。

 

 

紅葉に囲まれる仏様。

 

 

まさに深紅のトンネルですね。

 

 

角度を変えて見てみたり。

 

 

そりゃ写真撮るよね~。

 

 

お地蔵様も赤いお召し物をしていらっしゃいました。

 

 

ケーブルカーの駅もあるのでひっきりなしに団体客、参拝客が来てた。

 

 

11月25日までは夜間ライトアップもされてたそうです。

今度はナイトハイクで来ようかな。

 

 

十分堪能し、名残惜しいですが下山します。

 

 

余韻に浸りつつ、打って変わって静かな坂道を下る。

 

 

こちらにもお地蔵様が。

 

 

最高でした。

 

 

大山ケーブル駅まで降りてくると・・・

 

 

最後にちょっとだけ冬桜?が咲いてました。

 

 

こま参道はこの時間でもまだ数多くの人が。

 

 

ちょうど発車間際だった満員のバスに飛び乗り、帰途につきました。

 

土曜、日曜だと大変混雑するみたいで大変でしょうが、神奈川で一、二を争う紅葉スポットというのも頷けます。

多分今年最後の紅葉登山で、一番真っ赤な紅葉が見られてよかった。

 

 

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【コースタイム】

  大山ケーブルバス停8:54ー9:44阿夫利神社下社9:48ー富士見台(二十丁目)ー11:01大山11:21

  ー不動尻分岐11:35ー12:09見晴台12:14ー二重滝12:28ー12:31阿夫利神社下社12:51

  ー13:03大山寺13:31ー14:01大山ケーブルバス停  (合計時間:5時間5分)

 

【累積標高】

  1091 m(登り)

  1085 m(下り)

 

【歩行距離】

  10.89 km