冬季限定の氷の回廊・青白く光る迫力の氷柱と大氷瀑を目指して @雲竜渓谷

暑すぎて最近まともに山に行けていないので、ブログの書き方も忘れそうな今日この頃です。

そんなわけで、まったく時季外れの過去のレコではありますが、見た目にも涼しそうな記事をば。

日光連山・女峰山の山麓、稲荷川沿いにあるの雲竜渓谷は、例年1月下旬から2月中旬くらいにかけて、幅100mにも及ぶ氷壁や高さ10mを越える氷柱、そして完全凍結した雲竜瀑など冬の自然が作り出す「氷の世界」が広がります。

スノートレッキングのツアーも行われていて冬の人気スポットになってます。

その年の気象状況によって「出来具合」が変わりますが、この年(去年)はそれなりの出来みたいだと言うことで行ってきた記録です。

 

 

東武日光駅(JR日光駅)からタクシー(贅沢!たしか2000円くらい)で雲竜渓谷登山口の駐車場ゲート前まで来ました。

この時期は平日でも結構な賑わい。

(*林道が通行禁止になったりすることがあるので、この時期に渓谷に行く際は事前に確認が必要です) 

 

 

しばらくつづら折りの林道を歩きます。

 

 

天気は晴れたり曇ったり。

 

 

しばらく歩くと正面に日光連山・女峰山の山並みが。

ここまでは何とかいい天気。

お目当ての氷瀑はあの麓辺りの一番奥にあります。

 

 

30分ほど歩いて稲荷川展望台までやってきました。

下に日向砂防ダムが見えます。

 

 

雪に埋もれてる砂防ダムと雪に染まる山並み。

確か日本最大規模の砂防ダムです。

 

 

展望台の先から雪が深くなって山歩きっぽくなります。

入山者が多かったみたいでトレースしっかりついてました。

 

 

洞門岩に到着です。

ちょっとした広場みたいになってます。

ここでアイゼン装着。

 

 

ここから林道を外れて下に降り、沢沿いを歩く雪山ハイクとなります。

 

 

ここから雪山登山っぽくなる。

 

 

何カ所か徒渉ポイントがあります。

それほど川幅はありませんが、ここで滑ったら最悪ですな。

 

 

ちゃんとピンクテープもありました。

結構しっかりした登りもあったりなので、ちゃんとした雪山装備が必要ですね。

 

 

雲龍渓谷入口まで来ました。

小雪が舞ってやんの・・・。

 

 

さて、階段を下に降りていよいよ氷の回廊歩きが始まります。

 

 

見えてきましたぜ。

  

 

おお~。

 

 

しっかり凍ってまする~。

 

 

でかっ。

高さは10mくらいはありますね。

 

 

氷の回廊を歩いて行きます。

幅100mくらいの氷壁が続いてました。

 

 

晴れてればもっと青く見えるんでしょうか。

それにしてもよくも出来たもんだ。

 

 

振り返れば奴(クラゲ)がいる。

 

 

雲竜渓谷で一番大きい氷柱の友不知(ともしらず)が見えてきました。

 

 

高さは20mくらいはあるんじゃないでしょうか。

隣のつらら、落ちてきて頭に突き刺さったら一発ですな・・・。

 

 

友不知の奥に雲竜瀑も見えてきました。

 

 

友不知の裏側に回ってみます。

一応ここではヘルメット装着しました(気休めですが・・・)。

なんとか神殿の柱みたい。

 

 

友不知越しの雲竜瀑。

 

 

ここまででも十分ですが、雲竜瀑に行ってみましょう。

 

 

雲竜瀑へは高巻き道を登っていきます。

 

 

結構道が細くなってたり。

12本爪アイゼン履いてた方が安全かもです。

 

 

 

そんでもって・・・

 

 

雲竜瀑の直下までやってきました。

下から見るとさすがにでかい。

想像してた以上の大迫力。

 

 

そりゃ写真撮るよね~。

 

 

下にいる人と比べるとその大きさがわかります(写ってませんが上にもまだ続いてます)。

隣の小さく見えるつららでさえ人の倍近くありますからね。

ここをアイスクライミングする人もいるみたいです。

 

 

友不知まで戻ってきました。

氷のカーテンみたいでこっち側から見るのもいい。

 

 

巨大なガリガリ君ソーダ味(*食べられません)。

 

 

この時間になるとツアー(かな?)の人なんかも多く歩いてました。

これは時間かけて見に行く価値ありますね。

 

 

出来がいいときはもっと太く成長するみたいですが。

それでもこの時期限定の氷の神殿を十分堪能できました。

 

 

それにしても見てるだけで「痛そう」なつらら・・・。

 

 

晴れたときにまた来たいと思います。

 

 

帰りは洞門岩から林道を通って登山口まで戻ります。

距離が長いので時間はかかりますが。

 

 

降りてくると晴れるという毎度のパターン。

ちなみにタクシー利用の場合、登山口駐車場では携帯の電波が入らない(会社によって?)ので、稲荷川展望台あたり(ここは電波入るみたいです)で帰りのタクシーを呼んだほうがいいみたいです。

 

 

というわけで、時季外れの冬の雲竜渓谷レコでした。

少しは目の保養(?)になっていただけましたでしょうか?

少しでもこの暑さを忘れて頂けたら幸いです。

まだ当分の間厳しい暑さが続くみたいですが、このくそ暑いのに山なんかに向かわれるモノ好きな方も、そうでない方も、体に気を付けてこの夏お過ごしくださいませ・・・。

 

 

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【コースタイム】

  雲竜渓谷登山口駐車場7:58ー8:40稲荷川展望台8:41ー9:04洞門岩9:10ー雲竜渓谷入口9:49

  ー10:05友不知10:06ー10:26雲竜瀑10:31ー友不知10:54ー11:01雲竜渓谷入口11:07

  ー11:31洞門岩12:00ー稲荷川展望台12:19ー12:46雲竜渓谷登山口駐車場

   (合計時間:4時間48分、2017年1月25日)

 

 【累積標高】

   922m(登り)

   905m(下り)

 

【歩行距離】

   12.36km