ぽかぽか陽気の下、梅の香り(と花粉)漂う観梅ハイク @筑波山(その2)

不定期レコ、筑波山の2回目です。

筑波山の中腹にある筑波山梅林では、例年、約1000本の白梅、紅梅が咲き誇る2月中旬から3月のお彼岸まで「筑波山梅まつり」が催されています。

季節問わず登山客、観光客の多い山ではありますが、梅まつり期間中には例年20万人くらい来るそうでこの時期がやはり一番賑うみたいです。

梅の他にもぼちぼち花が咲き始めたこの時期、鼻はムズムズの春のハイキングレコです。

 

 

と、言うわけで毎度おなじみ筑波山神社の山門から。

 

 

悠々とニャンコが歩いて行く横をお参りして行きます。

 

 

今回は女体山の方へ向かうルート「白雲橋コース」から登ります。

女体山頂まで2.6km、2時間弱くらいです。

 

 

しばらく住宅地を通って鳥居。

ここから本格的に登山開始。

 

 

          

          鳥居から10分程度歩くと・・・

 

 

分岐に到着。

左が「白雲橋コース」、右が「迎場コース」。

帰りは「迎場コース」で戻る予定。

 

 

「白雲橋コース」は「御幸ヶ原コース」と共に筑波山登山ではメジャーなルートです。

 

 

「御幸ヶ原コース」よりは登りが緩やかで登りやすいかな。

 

 

「白蛇弁天(はくじゃべんてん)」。

白蛇が住んでるそうですが、見たことはないです・・・。

 

 

鼻がムズムズしだす・・・。

 

 

弁慶茶屋跡に到着。

ここから「おたつ石コース」と合流して女体山山頂に向かいます。

「その1」の時に書いた奇岩コースです。

 

 

一気に飛んで山頂直下の女体山本殿です。

なんでだろ、くしゃみが止まらないんですが。

 

 

女体山の山頂から春霞の関東平野

この時期、スカイツリーや富士山見るのは厳しいですかね。

 

 

 

御幸ヶ原まで下りてきました。

売店もまだ開いておらず、まだ人も少なめ。

 

 

さっきからくしゃみが止まりませんが気のせいだと思うので、ちょっと寄り道して「紫峰杉(しほうすぎ)」に寄ってみます。

「紫峰」は筑波山の別称(雅称)です。

 

 

と、その手前にあるブナの大木。

 

 

何十回も登ってるくせに、つい最近までこれが紫峰杉だと思い込んでいたというのは内緒です。

 

 

そして・・・

 

 

           

          「紫峰杉」です。

          樹齢800年て言うと鎌倉時代あたりですかね。

 

 

下から見上げるとなかなかの迫力。

 

 

春の「国民病」の大元締め(笑)。

不思議とくしゃみが止まりました。

 

 

 

男体山にも寄って、男体山本殿にお参り。

 

 

だんだん人も増えてきました。

 

 

ケーブルカーとかも動き出したので、観光客も増えてきた御幸ヶ原。

焼きだんごで腹ごしらえした後、つつじヶ丘の方に下山します。

 

 

昼前ですが、続々と登ってきます。

 

 

          

          弁慶七戻りまで戻ってきて。

 

 

相変わらずの絶妙なバランス具合。

 

 

再び弁慶茶屋跡。

昼近いのでここでごはんの人も多いですね。

ここからつつじヶ丘の方へ下山します。

 

 

平日ですが、つつじヶ丘の駐車場も結構車が止まってました。

この日は下界の気温が20℃近くまで上がったので暑かった・・・。

 

 

今日はここつつじヶ丘から「迎場コース」で筑波山神社に戻ります。

 

 

          

          「迎場コース」は別名・筑波山万葉古路。

          所々に筑波山を詠んだ万葉集の歌碑があります。

 

 

しばらく石(コンクリート)畳の道が続く。

 

 

          

          万葉集には筑波山を詠んだ歌が25首あるそうです。

 

 

筑波山は古来より農閑期になると、近隣からたくさん人が集まり大規模な歌垣(うたがき、今で言うところの合コンみたいなもの)が開かれていたようです。

 

 

東屋もあったり。

 

 

          

          

          東屋の横にも2つ歌碑がありました。

 

  

このルートは標高の割には他のルートに比べ意外とひんやりしていて涼しい。

 

 

          

          もうひとつ歌碑。

 

 

苔?見てたらようやくくしゃみが収まってきた。

 

 

「迎場コース」はメジャールートの中では一番マイナーでしょうが、歩いてる人が意外と多い印象。

静かな雰囲気で歩きたい人にはいいとコースかなと思います。

 

 

          

          分岐にも歌碑がもう1つありました。

 

 

集落に戻ってきました。

 

 

椿や水仙はもう終わりかけでしたが、咲き始めの花も。

 

 

再び神社まで戻ってきました。

ちょっと、ケーブルカーの宮脇駅に寄って、

 

 

福寿草を見てきました。

 

 もう時期的には終わりかけといったところでしたが、

 

 

まだ頑張って咲いていてくれました。

 

 

少し「福」がもらえたかな?

 

 

第三駐車場まで戻ってきて、

 

 

駐車場から10分ほどの筑波山梅林に向かいます。

ちょうど「第45回筑波山梅まつり」開催中でした。

www.ibarakiguide.jp

筑波山梅まつり – 第45回筑波山梅まつり|2018年2月14日〜3月21日

 

 

梅林に着くと梅の香りがほんのりと漂っていました。

 

 

ほぼ満開でいい時に来れたかな。

 

 

まずは展望あずまやに行ってみます。

 

 

最近、梅もいいな~と思うようになってきた。

年なのか・・・。

 

 

展望あずまやから。

あずまや周辺は紅梅が多いみたい。

 

 

約1000本の梅の共演、8割が白梅、2割が紅梅といった割合だそうです。

 

 

あずまやからはとても見晴しが良かったです。

 

 

午後一という時間帯もあって多くの人が観梅に訪れていました。

 

 

白も紅も満開ですな。

 

 

紅梅に目が行きがちですが、

 

 

白梅も綺麗でした。

 

 巨岩(筑波石)と梅とが織りなす独特の景観も見所。

 

 

ごっついカメラを持った人もたくさん来てました。

いい写真取れたかな?

 

 

紅梅、白梅に混じって

 

 

ちょっとだけ黄色の蝋梅も。

 

 

道路を渡って観梅広場・特設ステージの方へ向かいます。

 

 

ステージ上では筑波山名物・ガマの油売りの口上の実演やっていました。

ガマの油筑波山の名物おみやげ。

小さい頃よく買って帰ったな~。

 

 

ワンコも観梅?

梅ソフトを食べつつしばしのんびり。

 

 

福来梅(ふくれうめ)の木。

筑波山神社でお祓いをした、梅まつり期間限定の縁結びパワースポット。

よくお願いしておきましょう。

  

 

茨城のもう一つの梅の名所・偕楽園に規模は及びませんが、見応えは十分。

 

 

梅は今年はこれで見納めかな。

 

くしゃみが止まらず登山よりもそっちが大変でした。

梅が終わると筑波山では、カタクリが咲き始める時期となります。 

山もだんだん春の装いとなってきましたね。

 

 

ーーーーー

          

 

 【コースタイム】

  筑波山神社7:59ーコース分岐8:19ー9:13弁慶茶屋跡9:15ー9:43女体山山頂9:46

  ー10:10紫峰杉10:14ー10:28男体山山頂10:30ー御幸ヶ原10:50

  ー11:31弁慶茶屋跡11:33ー11:56つつじヶ丘11:58ーコース分岐12:36

  ー筑波山神社12:50ー12:54ケーブルカー宮脇駅13:06

  ー13:43第三駐車場13:44ー13:52筑波山梅林14:54ー15:02第三駐車場

 

 【累積標高】

  (登り) 886 m

  (下り) 876 m

 

【歩行距離】

  10.6 km