断崖絶壁の奇峰から日本三名瀑まで・秋色の奥久慈を縦走 @奥久慈男体山から袋田の滝

茨城・奥久慈男体山から袋田の滝まで歩いてきました。

地元茨城の山ではありますが、ここに登るのは初めてでした。

奥久慈男体山は、高さ300mに及ぶ断崖絶壁がある奥久慈の奇峰として地元ではそれなりに人気のある山ですが、この山からは日本三名瀑のひとつ(諸説あります)袋田の滝まで縦走路が伸びていて、(近場で長く歩くルートがない茨城の暇な)登山者やトレイルランナーが結構歩いて(走って)いるみたいです。

そんなわけで、このコース的には一番いいんじゃないかと思われる紅葉のこの時期に行ってみました。

 

 

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f:id:tenfurlong:20171110221256j:plain水郡線西金駅からスタートです。

駅にハイキングマップがおいてありました。

 

 

西金駅を出て右に道なりに1分ほど歩いたところにある国道118号との交差点(湯沢入口)に男体山登山口の看板が立ってます。

 

 

駅から奥久慈男体山の登山口である大円地までは1時間弱の林道歩き。

 

 麓もそれなりに染まり始めてました。

 

 

そして・・・

 

 

今日はじめに目指す奥久慈男体山の登場です。

紅葉の色合いもいい具合ですが、断崖絶壁感がすごい。

 

 

f:id:tenfurlong:20171110221547j:plain大円地の登山口となる駐車場は10台くらいは停められそう。

トイレ、登山ポストに加え俳句ポストなるものもあります。

ここを起点に登りに健脚コース、下りに一般コースを使って周回するコースが一般的です。

 

 

駐車場から少し下りると大円地山荘。

ここは蕎麦がおいしいらしいですが、この日は定休日・・・。

 

 

f:id:tenfurlong:20171110221457j:plain滝まで縦走するなら一般コース(右)でいいと思いますが、ネタ的にも健脚コース(左)で登ってみることに。

 

 

しばらく樹林帯の急登。

 

 

f:id:tenfurlong:20171110221752j:plainこの看板からいよいよ岩場が始まる。

 

 

        

        看板から山頂まで標準コースタイムで40分(距離800m)。

 

 

途中の開けたところ。

この日は天気がよくて暑いくらいでした。

 

 

        

        なかなかしんどい・・・。

        袋田の滝まで歩くようなら一般コースで楽した方がいいかも。

      

 

山頂直下の東屋まで登り切りました。

ここで今日はじめて登山者に会った。

 

 

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f:id:tenfurlong:20171110222348j:plain東屋から5分ほどで山頂(654m)です。

スカイツリーには勝った。

平日でしたが結構人が登ってきていました。

 

 

気温が高かったのでちょっと霞みがち。

日光の本家?男体山(たぶん)はうっすら見えました。

 

 

標高は654mと高くはないですが、見晴らしはなかなかいい。

 

 

        

        断崖絶壁ですな。

        山頂で30分近くのんびり。

 

 

f:id:tenfurlong:20171110222855j:plainさて、本日もう一つのメインである袋田の滝に向かいます。

 

 

ここから秋色の縦走路が始まります。

 

 

        

        ここら辺は染まり始め。

 

 

左手に見えるのが長福山かな?

西金駅の一つ先の上小川駅からこの山経由で男体山に登るルートもあります。

そちらから登ってきた人もちらほらいました。

 

 

f:id:tenfurlong:20171110223149j:plainいろんなルートがあるこの山域。

この分岐から白木山の方に向かうコースも。

 

 

        

        ここら辺までは快適なハイキングでしたが、

        だんだん地味なアップダウンが始まる・・・。

 

 

途中で一人だけソロ男性の方に会いましたが、手ぶらだったので次の月居山まではそんなに遠くないな~、と思っていたら1時間半くらいかかりました・・・。

 

 

f:id:tenfurlong:20171110223110j:plainなんとか第一展望台の鍋転山(なべころがしやま)に到着。

この手前にある第二展望台の方が見晴らしはいいです。

 

 

先が見えて少し余裕が出てきた。

 

 

f:id:tenfurlong:20171112195449j:plainやっとこさ月居城跡に到着。

ここがピークっぽいです。

 

 

城跡から少し下りたところに鳥居と観音堂の鐘撞きがありました。

ここら辺からやっと他の登山者が増え始めました。

 

 

        

        観音堂から先、袋田の滝まではひたすら階段の上り下り。

 

 

生瀬富士は紅葉のピークまではあと少しと行ったところでした。

 

 

だんだんいい色具合に。

 

 

水の音が聞こえ始めた・・・。

 

 

やっと滝が見えました~。

四段あるうちの一番上の段かな?

 

 

生瀬の滝。

袋田の滝の上にある滝です。

 

 

水量も豊富。

 

 

        

        急な階段をひたすら下りていきます。

        ここら辺は一般の観光客の人も歩いていますが、

        普通の人にはなかなかこの登りはきついでしょうね。

 

 

        

        下りきると吊り橋が見えてきます。

 

 

吊り橋から振り返って。

揺れる~。

 

 

        

        そして・・・。

 

 

日本三名瀑袋田の滝です(諸説あるみたいですが・・・)。

 

 

ぎりぎりただ見ポイントから。

上に見えてる第一観瀑台は300円(たしか)。

その上に近年出来たエレベーターで昇る第二観瀑台もありまして、そこからは四段全部見れます(たしか)。

高さ120mで幅73m、久々に見たけどなかなかええやん。

 

  

同じような写真が続きますが・・・。

袋田の滝だけなら車ですぐ来れます(土日は混むでしょうが)。

二駅も前から山超えて15kmくらい歩いて来るような(暇)人は、まあそんなにいないでしょうね。

 

 

滝周辺はピークに近い色づき具合でした。

いい時期に来れてよかった。

 

 団子やらソフトクリーム食べたりしながら色づく山々を見つつしばらくのんびり。

 

 

観光客に混じってひとり完全登山ルックで浮いてましたが・・・。

 

 

袋田駅まで歩いて戻ってきました。

 

 

滝からバスで戻ってきた観光客の人も結構いましたが、酔っ払いが大声で喚いていてみんな引いてました・・・。

 

 

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滝周辺の月居山と生瀬富士を回るルート(だいたい3時間くらい)でも結構楽しめると思います。

 

 

【コースタイム】

西金駅7:41ー大円地登山口(駐車場)8:50ー10:07奥久慈男体山山頂10:31ー第二展望台12:12

ー第一展望台(鍋転山)12:23ー12:49月居山12:58ー13:47袋田の滝14:01ー15:17袋田駅 

  ・11月7日、7時間36分(休憩含む)

  ・歩行距離16.7km、登り904m・下り872m